2014年01月09日

キャノンNew FTbのカメラ修理

このカメラは昭和46年(1971年)に発売されたキャノンFTbのマイナーチェンジモデルのNew FTbです。発売は昭和48年(1973年)ですので、ヒゲオヤジが大学に入学した年です。結構なベストセラーモデルだったはずで、高校や大学の友人や先輩たちが持っていた記憶があります。カッコよかったです、

工房へかつぎ込まれたときには、シャッターを切ると、「たまに、ミラーアップしたままになる」という不具合がありました。カメラの修理に限らずどんな修理でも「たまに、不具合の症状が出る」というのは、厄介です。それでも、何とか修理が完了しました。

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FTbは最初のモデルとNewでは外観はほぼ、一緒です。外観で大きな違いはNewはセルフタイマーレバーがキャノンF1に似たタイプとなっています。
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そういえば、この頃のカメラは金属が多用されていました。上カバーも真鍮板です。
ヒゲオヤジも大学を卒業後に入ったカメラメーカーの工場実習で作った経験があります。
平らな真鍮板を何度かの工程に分けて少しずつプレス加工(『絞る』と言います)してカタチを作りだします。

写真のようなモデル名も一個ずつ機械彫刻機で掘り込んだあと、最終工程で文字の凹部に塗料を入れています。

また、細かいざらざらした表面は『梨地』(なしじ)と呼ばれますが、これは細かい砂を吹き付け、その後めっきをかけるという手間をかけています。

そうした手間をかけた作り方だからこそ、昭和のカメラの外観や手触りに味があるのでしょう。

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posted by ヒゲじい at 22:22| カメラ修理