2014年03月12日

キャノンPのカメラ修理

当工房は自宅(狭い住宅の一室)で営業と作業をしております。
そのため、多くの場合はメールや電話で伺った内容をもとに概算見積もりをさせていただき、ご納得いただくと、宅配便で修理品を当工房あてに宅配便でお送りいただきます。修理が完了すると代引きの宅配便でお届けするのが大半です。

そのため、ヒゲオヤジとしては、お客様のお顔はもちろん、そのカメラに対する思い入れなどは想像するしかありません。
一方、お客様も「どんな人が修理をするのか?」「どんな場所で修理をしているのか?」についてはホームページでしか判断できませんし、「予算などを相談しながら、修理内容を決めることができない」という、もどかしさがあると思います。

そうしたお客様は、ご足労ですが、どうぞ当工房をお尋ねください。
修理や点検をお考えのカメラを拝見しながら、予算や使い方に応じた修理をご提案できると思います。
ただ、先に書きましたように、狭い住宅ですので、若干の心の準備だけはお願いします。

今日は、そうしたお客様のお持込が2件ありました。

そのうちの1件が『キャノンP』です。このカメラはPはPopulaleの略で、高級機の機能を一部省略することで、より多くのひとが入手できることを目指したカメラです。とは言っても、このカメラが発売された昭和34年(1959年)に50mmF1.4付きで52,700円もしたとのことです。

お持ちになったのはお若い方で、おじいさまから譲っていただいたカメラだそうです。キズもすくなく、とてもキレイな個体でしたが、セルフタイマーをいじっていたころ、シャッターが切れなくなったとのことでした。

修理をお引き受けし、まずは分解してみました。(動作していれば、カメラテスターで状況を確認するのですが、不動なので・・・)
セルフタイマーユニットを確認したのですが、多少の動きの鈍さはあったものの、大丈夫でした。しばらくあちこちを点検整備した結果、シャッターが少しだけ動くようになりました。
ただ、動くには動いたのですが、シャッター幕が完全に戻らない状態でした。シャッター幕に戻っていない位置での跡がついていたので、以前からの不具合であった可能性があります。それでも、なんとか調整して正常動作するようになりました。とりあえず、今日の段階では巻き上げて、シャッターが切れる状態にまでは持ち込みました。明日以降、シャッター速度の調整や各部点検を行います。

このカメラは前板と裏ブタがユニークな外れ方をします
DSC05307.JPG

ボディの前に置いてあるのがセルフタイマーユニットです
DSC05304.JPG

DSC05301.JPG

サブタイトル付きレトロ 昭和カメラサービス ロゴ.png

posted by ヒゲじい at 19:03| カメラ修理