この「ペンタックスSPU」は昭和39(1964年)に発売された「ペンタックスSP」のリバイバル版と言われています。海外のユーザーからの要望により、昭和49年(1974年)に発売され、ペンタックスシリーズの最終モデルとなったというのですから、スゴイ話です。
工房へやってきたこの個体は電池が腐食して、電池蓋が開きませんでした。低速シャッターも少しオカシイとか、ファインダーを覗くとモルトプレンらしきゴミも多く、けっこうな修理となりました。手間はかかりますが、比較的、整備しやすいカメラの一つです。
電池室とボディをつなぐ接点も腐食していました
