2015年05月02日

古いカメラの修理法

以前にも、同じような投稿をしましたが…
「各社のカメラをどうやって修理するの?」とのご質問をいただきます。
確かに、30〜50年前のカメラについては、メーカーが発行するサービスマニュアルもありませんし、メーカーから補修パーツや専用工具が供給されることはありません。
不調になったカメラをメーカーのサービス部門に持ち込んだら、「メーカーでは修理を打ち切っています。独立系のカメラ修理店に相談してください・・・」と言われ、当工房にお持ちになったお客様もいらっしゃいます。

私たちは各社の中古カメラを集め、同じ機種または類似した機種を分解して、比較しながら修理します。
また、時にはそうした中古カメラから部品を取り出し、移植します。(加工して移植することもあります)
もちろん、専用工具などはどこにも売っていないので、自作します。
そうしたアナログな作業をする一方で、カメラメーカーでも使用している高精度なカメラテスターなどで修理状況をチェックします。
おかげで、私の作業室は中古のカメラだらけで足の踏み場もなくなっています。もし、古いカメラの処分にお困りでしたら、ご相談ください。

こんなご質問もよく、いただきます。
「40年〜50年以上も経っているカメラが修理できるの?」と。
私たちカメラ修理者にとって、むしろ平成以降の新しいカメラの修理のほうが難物です。
多くの機能が電子部品で制御されているので、肝心の電子部品が故障すると、どうにもなりません。
まして、デジタルカメラとなると頻繁なモデルチェンジもあるので全くお手上げです。
一方、40〜50年前の機械式カメラは、当時の工作精度の限界もあり、たいていは調整機構がついています。
また、注油やその逆の固着した油脂分の清掃などで調子を取り戻すことは珍しくありません。
部品の破損や変形なども同じ機種や類似の機種から多少の加工をして移植することもできます。(電子部品となると、そうもいきません)そんなところがカメラ修理のオモシロサです。
こんなところは、古いクルマを楽しんでいる方、修理している方の楽しみと同じかも知れません。
R1018917-001.JPG

R1018918-001.JPG

DSC03589-001.JPG

フィルムカメラ、機械式カメラのことなら、どうぞ、当工房にお気軽にご相談ください。

サブタイトル付きレトロ 昭和カメラサービス ロゴ.png

posted by ヒゲじい at 15:15| カメラ修理