2015年12月24日

『ミノルタフレックス』のカメラ修理

今日、ご紹介するのは二眼レフの『ミノルタフレックス』のカメラ修理です。
古い二眼レフカメラでは、「フィルム巻き上げ」「シャッターチャージ」が連動していないカメラは珍しくありませんでした。しかも、フィルムを巻き上げなくても何度でもシャッターを押すことができました。また、フィルムカウンターもなく、フィルムと一緒に巻かれている裏紙に印刷された数字をカメラの外から読んで、撮影コマ数を知るといったカメラも珍しくありませんでした。
そのため、巻き上げに関係なく、何度でもシャッターを押すことができるので、「意図しない多重露光」という失敗は珍しくありませんでした。

その後、フィルムを巻き上げるとシャッターが自動でチャージされ、一度だけシャッターが切れるというカメラが当たり前になっていくのですが、そんな進化の過渡期に登場したのが、「ミノルタフレックス」です。

フィルムを巻き上げ、カウンターが次のコマに進むと巻き上げノブが止まります。そこでシャッターをチャージします。そして、シャッターを一度だけ切ることができます。
シャッターを切ったあとは、巻き上げノブの中心部を押してロックを解除して、巻き上げノブを回します。
文章に書くと面倒そうですが、慣れれば簡単ですし、何より先に書いたような「意図しない多重露光」という失敗がなくなりました。(撮影せずに巻き上げてしまうという失敗はありますが…)

いやはや、前置きが長くなりました。
工房へやってきた個体はカウンター周りの不具合で、巻き上げ不良になっていました。修理にチャレンジされたオーナー様がレザーを剥がしたところで、工具や知識不足にお気づきになり、そこでギブアップされたとのことでした。

当方で、分解修理を行い、カウンターも巻き上げ終了からセット状態に戻すと「カチン」という軽快な音がするようになりました。レザーも新しく、カットして貼り替えました。これから、最終チェックです。

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posted by ヒゲじい at 16:47| カメラ修理