2016年12月27日

『フジカ35M』のカメラ修理

当工房の今年の営業も、今日と明日だけになってしまいました。カメラ修理だけでなく、年末となると雑用も多く、イマイチ落ち着きません。まあ、そんなことを言っていても仕方がないので、コーヒーを飲んで作業机に向かいます。

さて、今日、ご紹介するのは『フジカ35M』のカメラ修理です。
発売されたのは昭和32年(1957年)です。フジカとしては初めての35mmレンズシャッターだそうです。
それだけに、気合が入っていたのか、なかなかユニークなデザインです。カメラ上面をすっきりさせたかったらしく、出っ張っているのはシャッターボタンだけです。シャッターボタンの横にあるのが、フィルムカウンター、後ろにあるのが距離目盛です。いずれもカメラ上面と同じ高さにしてあります。ピント合わせはカメラの背後にあるダイヤルで行い、巻き上げはレバーカメラの下にあり、巻き戻しはレバーカメラのサイドにあります。

工房へやって来た個体はこの年式のカメラとしては、比較的キレイだと思いました。ただ、オーナー様から「絞りが開いたままになっている」とのご連絡を頂いていました。早速、拝見し、分解してみたら絞り羽根が外れていました。本来なら、10枚の絞り羽根で正円に近い絞りとなるのに、いびつな形になっていました。
おそらく、油による粘りで動きが固くなっていたときに、無理に動かして絞り羽根の回転中心が外れたようです。幸い、軸は無事だったので、洗浄して組みなおしました。また、シャッターも粘っていたので、こちらも洗浄し、再組み立てしました。あとは各部点検です。

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posted by ヒゲじい at 13:33| カメラ修理